トレーニングセット(63例)を用いて、20から6遺伝子まで絞り込み、それらのメチル化をPCRで定量化してスコアシステムを構築した。もっとも感度・特異度の高い遺伝子の組み合わせおよびスコア式を決定した(4個の遺伝子で感度56%、特異度68%)。テストセット(新たな62例)に対し、この予測システムは60%以上の感度、特異度を示した。今回の研究では、大変興味深い結果(125例におけるメチル化遺伝子の陽性数が肝癌の予後と密接に関連する)を得たので、この成果も海外雑誌に報告するとともに、本研究の進捗過程で見出した方法論の特許申請を行った。その他、関連する成果報告を海外雑誌および国内での学会にて行った。
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