研究課題/領域番号 |
24592016
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究 |
研究代表者 |
山本 順司 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 医学教育部医学科専門課程, 教授 (40342654)
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研究分担者 |
川内 聡子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 防衛医学研究センター, 助教 (20506505)
初瀬 一夫 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 医学教育部医学科専門課程, 准教授 (40082284)
佐藤 俊一 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 防衛医学研究センター, 准教授 (90502906)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 光計測 / 肝虚血 / 虚血再灌流 / 肝うっ血 |
研究概要 |
全身麻酔下にラットを開腹し、窒息モデル(窒素吸入)を作成して、データを収集し、光プローブで採取できる情報を評価した。肝は呼吸性移動するため、光プローブの接触が一定でなくそのためにデータがばらつく恐れがあるため、麻酔法、体位、プローブ固定法を工夫しいた。現在は、肝流入血遮断モデルでの、遮断開始からのスペクトル変化の基礎データを収集中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
備品の取得に時間を要したこと、安定したデータを得られるまでに時間を要した。また当初予定での窒息、脱血モデルでのスペクトル変化は、臨床では有用性が低いと考え、平成25年度予定の肝虚血モデルの確立を行っているが、採取データのばらつきが大きく、またラットが虚血1時間で死亡してしまうため、その原因を探っているところである。生命維持機能の不可逆点、肝組織の病理学的、組織化学的変化との関係を解析することが第一目標であり、死亡が肝不全によるものか、他の因子によるものかを解析中。
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今後の研究の推進方策 |
肝虚血モデルで、安定したデータが得られるように実験系を確立し、虚血再灌流モデルで虚血再灌流で肝組織に起こるスペクトル変化を観察する。
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次年度の研究費の使用計画 |
小動物(ラット)で、肝虚血モデル(肝門部での血流遮断)、肝鬱血モデル(肝静脈の遮断)、虚血再灌流モデルを作成する。これら動物モデルで、肝細胞の変化をスペクトル解析する。ヒトでは、肝流入血の遮断と再灌流を繰り返しながら、肝切除が行われる(1が、一定時間以上の流入血遮断を行うと肝組織変化は不可逆的となり死亡する。本解析により光計測情報からそのターニングポイントを解析する。
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