研究分担者 |
和田 浩志 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00572554)
永野 浩昭 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (10294050)
丸橋 繁 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立成人病センター(研究所), その他部局等, その他 (20362725)
川本 弘一 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30432470)
江口 英利 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90542118)
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次年度の研究費の使用計画 |
本年度では、IL-6/TGF-betaクロストークを証明し、IL-6, TGF-betaを作用させた場合の化学療法抵抗性と上皮間葉系転換への影響を明らかにしたため、研究計画のうち、以下のものを次年度に行う予定である。 【転移浸潤能/アポトーシスへの影響の検討】IL-6, TGF-betaを作用させた場合の転移浸潤能、アポトーシスへの影響を検討する。【転移浸潤能/アポトーシス/薬剤感受性/上皮間葉系転換のシグナル伝達経路の解明】 また、シグナル伝達経路を解明するために、IL-6, TGF-betaの下流であるSTAT, Akt, MAPK, smadに関してInhibition assayを行う。該当する阻害剤はCommercialなものを使用し、siRNAを利用したInhibitionで確認する。 【癌幹細胞化への影響と、ヒストン/転写因子/non-cordingRNA系への作用】Flow cytometryでCD133分画、SP分画の変化、転写因子としてsnail, nanog, OCT4の発現、non-cording RNAとしてlincRNA-RoR, miRNA-302, 369の発現を、ヒストン制御として、JMJD1A, JARID2に関して検討する。このうち、miRNA-302, 369の発現が幹細胞に重要であることは、当教室から報告された(Miyoshi N, et al. Cell Stem Cell 2011)。また、上記シグナルはいずれもヒストン制御蛋白に影響を与えるとこから、ヒストン/転写因子/non-cordingRNA系の鍵となることも容易に想定されるため、上記シグナル制御も適宜行う。
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