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2013 年度 実施状況報告書

in vitro膵発癌モデルの確立と発癌メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 24592042
研究機関大阪医科大学

研究代表者

宮本 好晴  大阪医科大学, 医学部, 講師 (20368096)

研究分担者 内山 和久  大阪医科大学, 医学部, 教授 (80232867)
林 道廣  大阪医科大学, 医学部, 准教授 (90314179)
田中 覚  大阪医科大学, 医学部, 助教 (50595741)
キーワード膵発癌モデル / in vitro / 膵腺房細胞
研究概要

acinar cellの3次元培養の再現(実験の安定性)に関しては少しずつ改善しているものの、タンパクやRNA、DNAを安定して抽出できるところまで至っていない。また、3次元培養の経時的な免疫組織染色も未だ安定した結果が得られていない。今後はさらに実験精度を向上させ、1)Day 5からDay14 にかけてのneoplastic potentialの有無を以下の項目について検討する。①Cyclin D1の発現:Western blot、RT-PCRにて発現増強の有無をみる。②Contact inhibitionの有無(pile upの有無):通常プレートで培養する(2次元培養)。③テロメラーゼ活性:リアルタイムPCRを用いて測定する。2)Day5からDay7の時期にsiRNAを用いてPanINモデルで示されているp16、p53、SMAD4のknockdownモデルを作成(double knockdown, triple knockdownモデルも考慮)する。また、のneoplasmの形質獲得の有無を検討する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

臨床業務の負担が大きく、実験を定期的に行うことができず、手技が一定しない。

今後の研究の推進方策

臨床業務をおさえ、できるだけ実験に従事し手技を安定させる。また、新規大学院生に実験手技を指導し、本研究に協力してもらう。

次年度の研究費の使用計画

実験が大幅に遅れており、予定していた予算を使用できなかった。
①siRNAを用いてPanINモデルで示されているp16、p53、SMAD4のknockdownモデルを作成(double knockdown, triple knockdownモデルも考慮)する。②EGFR経路、RAS-MAPK経路、PI3-AKT-mTOR経路、Hedgehog経路に焦点をあて、各経路の阻害剤を用いて細胞増殖抑制実験を行い、tumorigenesisのmain streamを同定すると同時に、kinase活性や代謝産物の増減を検討し、情報伝達機構を検討する。③網羅的プロテオミクスによるtumorigenesis責任タンパクの同定。Exocrine pancreasのprogenitor cellのマーカーであるNestinの発現を経時的に比較検討する。
未使用額及び平成26年度の研究費は上記計画のための費用に充てる。

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公開日: 2015-05-28  

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