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2013 年度 実施状況報告書

肺高血圧における細胞外マトリックスの役割とその制御

研究課題

研究課題/領域番号 24592057
研究機関三重大学

研究代表者

新保 秀人  三重大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70179076)

キーワード肺高血圧 / 細胞外マトリックス / テネイシン
研究概要

SDラットの6~7週齢の雄にモノクロタリン(MCT)投与群とモノクロタリン投与後連日シロスタゾールを経口投与した(MCT+Cilo)群に於いて評価した。3週間後に麻酔した後、右頸静脈を露出しチューブ(シラスコン医療用チューブ,内径0.3㎜,外径0.64㎜)を頸静脈に挿入し肺動脈圧を測定。肺動脈収縮期圧はコントロール群で平均30.2±8.77mmHg,MCT投与群で平均51.9±14.0mmHg,MCT+Cilo群で平均28.2±8.25mmHgであり、平均肺動脈圧はコントロール群で平均19.9±2.69mmHg,MCT投与群で平均33.9±5.37mmHg,MCT+Cilo投与群で平均18.2±1.40mmHgであった。MCT+Cilo投与群で有意差を持って肺高血圧が抑制されていた。この機序解明のためにテネイシンの動態を評価しているところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

モノクロタリン投与ラットにシロスタゾールを投与し3週間後に肺動脈圧を測定し評価を行ったところシロスタゾール投与群で肺動脈圧の異常高値が見られなかったため3週間の投与群を作成して組織変化を評価しているところである。

今後の研究の推進方策

細胞外マトリックスの評価のためにテネイシンの動態評価を行っている。この部分の評価には多少時間がかかると想定される。テネイシンの動態評価については肺動脈圧に差の出る3週間の前後の評価が必要と考え実験系を作っているところである。

次年度の研究費の使用計画

動物実験施設が耐震などのための改修工事で使用制限になっていたため当初より実験開始がやや遅れたために予算の執行が当初予定と異なっためです
組織変化評価のための薬物購入に充てる予定です

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公開日: 2015-05-28  

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