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2014 年度 実施状況報告書

肺高血圧における細胞外マトリックスの役割とその制御

研究課題

研究課題/領域番号 24592057
研究機関三重大学

研究代表者

新保 秀人  三重大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70179076)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード肺高血圧 / 細胞外マトリクス / テネイシン
研究実績の概要

SDラットの6~7週齢の雄にモノクロタリン(MCT)投与群とモノクロタリン投与後連日シロスタゾールを経口投与した(MCT+Cilo)群に於いて評価した。3週間後に麻酔した後、右頸静脈を露出しチューブ(シラスコン医療用チューブ,内径0.3㎜,外径0.64㎜)を頸静脈に挿入し肺動脈圧を測定。肺動脈収縮期圧はコントロール群で平均30.2±8.77mmHg,MCT投与群で平均51.9±14.0mmHg,MCT+Cilo群で平均28.2±8.25mmHgであり、平均肺動脈圧はコントロール群で平均19.9±2.69mmHg,MCT投与群で平均33.9±5.37mmHg,MCT+Cilo投与群で平均18.2±1.40mmHgであった。MCT+Cilo投与群で有意差を持って肺高血圧が抑制されていた。この機序解明のためにテネイシンの動態を評価しているところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

テネイシンの動態評価を行う以前に、予めシロスタゾールにて肺高血圧抑制が顕著となるシロスタゾール投与後3週間の形態学的変化(特に肺動脈及び右心室)の評価を行った。この際、抗テネイシン抗体を用いた免疫染色の条件設定に手間取り、テネイシンの動態評価が当初より遅延する結果となった。

今後の研究の推進方策

補助事業期間を1年延長し、細胞外マトリックスの評価のためにテネイシンの動態評価を行う。

次年度使用額が生じた理由

研究の遂行が交付申請書に明記した研究実施計画より約1年程度遅延しているため。

次年度使用額の使用計画

補助事業期間を1年延長し、テネイシンの動態評価を行い、その成果を国際学会で発表することとし、未使用額はその経費に充てることとする。

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公開日: 2016-05-27  

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