研究課題/領域番号 |
24592070
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
國吉 幸男 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50153317)
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研究分担者 |
喜瀬 勇也 琉球大学, 医学部附属病院, 助教 (00468076)
永野 貴昭 琉球大学, 医学部附属病院, 助教 (50363669)
山城 聡 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80315465)
稲福 斉 琉球大学, 医学部附属病院, 助教 (30404578)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | MEP |
研究概要 |
成犬を用いて、全身麻酔下に通常のMEPシステムを使用して実験を行っている。 以下のことが判明している。 1) 常温直腸温下で、人間に対して行っている方法でもMEPは出現するが、その出現頻度が極めて低い。また、確実性が低い。その原因検索で時間を費やしている。 2) 原因の一つとして、実験遂行に際して実験犬の直腸温が徐々に低下して、低体温が原因の一つとの考えから、体温を上げるべく電気毛布を使用して直腸温が下がらないように工夫を行うも、さしたる改善が得られない。 3) 2)の結果を受けて、より脳表に近づける目的で頭蓋骨へ2ヶ所に刺激針を刺入してその針を刺激すると、出現頻度が60%近くまで上昇した。しかしまだ100%の確実な出現を見ていない。 4)早めの、体温変化に対するMEP反応を見るべく準備(人工心肺消耗品購入)を行っているが、まだその段階まで達していない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
成犬を用いて、全身麻酔下に通常のMEPシステムを使用して実験を行っている。 以下のことが判明している。 1) 常温直腸温下で、人間に対して行っている方法でもMEPは出現するが、その出現頻度が極めて低い。また、確実性が低い。その原因検索で時間を費やしている。 2) 原因の一つとして、実験遂行に際して実験犬の直腸温が徐々に低下して、低体温が原因の一つとの考えから、体温を上げるべく電気毛布を使用して直腸温が下がらないように工夫を行うも、さしたる改善が得られない。 3) 2)の結果を受けて、より脳表に近づける目的で頭蓋骨へ2ヶ所に刺激針を刺入してその針を刺激すると、出現頻度が60%近くまで上昇した。しかしまだ100%の確実な出現を見ていない。 以上が現時点における成果である。したがって、実験もまだ緒についたばかりである。
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今後の研究の推進方策 |
前項でも示したように、 1)MEPの出現を確実に行う方法を会得することのみ。 2)直接、脳表への刺激、脊髄への刺激を検討中
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次年度の研究費の使用計画 |
今年度で行った実験の追試を繰り返しながら、同時に、体温変化に対するMEP出現に関する検討を行うために、消耗品の購入は必要であり、予定している。
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