研究課題/領域番号 |
24592088
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
青山 晃博 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60379047)
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研究分担者 |
伊達 洋至 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60252962)
板東 徹 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20293954)
陳 豊史 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00452334)
佐藤 雅昭 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00623109)
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キーワード | メモリー細胞 |
研究概要 |
臨床検体を用い、末梢血をレシピエント、ドナーからヘパリン加スピッツで採血ののち、Ficollを用いてリンパ球を分離し、一部をflow cytometryにてphenotype解析、一部をresponder, stimulatorとする。これらを用いてELISPOTアッセイ、制御性T細胞/Th1/Th17バランスを評価するCFSE-MLRを行った。臨床データは、急性期は胸部レントゲン、胸部CT、動脈血液ガス分析、移植後1ヶ月以降は、毎日スパイロメトリーによるFVC/FEV1.0の測定も行われBOSの検出につとめ、必要に応じて胸部CTや換気シンチグラフィーで拒絶反応の有無を下記の通り評価した。 1.リンパ球のphenotype, FoxP3の発現、各種サイトカインをflow cytometryで評価、2.ELISPOT、3.T-reg-CFSE-MLR 次年度も臨床的に有用な評価方法を模索していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
疫学的研究を長期にわたって従事しており、各アッセイに十分習得している。特にCFSE-MLRによる制御性T細胞の評価法は新たに確立した方法であるため、比較的短期間で確立可能が見えてきている。
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今後の研究の推進方策 |
臨床成績をprospectiveに評価、データ集積を行い、将来的にはtailor-madeな免疫抑制療法を確立したい。現在、移植後長期経過し、慢性拒絶を起こさず少量の免疫抑制剤で管理可能である一部の患者において、 このバランスを解析することにより、制御性T細胞の免疫寛容(operational tolerance)への寄与も明らかにしたい。
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