脳虚血後アポトーシスの機序解明とその抑制は新規脳梗塞治療の開発に必須である。Glucagon-like peptide 1 (GLP-1)アゴニストであるexendrin-4投与により、一過性全脳虚血後の海馬CA1領域でのアポトーシス細胞数は減少する傾向を示し、exendrin-4投与により神経保護効果が得られる可能性が示唆された。さらに、exendrin-4投与群では、非投与群に比べて、海馬subventricular zoneでのKi67陽性細胞数が増加し、exendrin-4が神経新生を促進する可能性が示唆された。
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