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2012 年度 実施状況報告書

脳虚血および虚血耐性現象におけるミトコンドリアバイオジェネシスの意義の解明

研究課題

研究課題/領域番号 24592119
研究種目

基盤研究(C)

研究機関山梨大学

研究代表者

木内 博之  山梨大学, 医学工学総合研究部, 教授 (30241623)

研究分担者 吉岡 秀幸  山梨大学, 医学部附属病院, 助教 (20402076)
八木 貴  山梨大学, 医学部附属病院, 助教 (90345702)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード脳虚血耐性 / ミトコンドリアバイオジェネティクス
研究概要

Mitochondriaは、細胞死の中心的な役割を担い、虚血性神経細胞障害においても、長年その役割が研究されてきた。近年、このmitochondriaは細胞の中で融合と分裂を繰り返しながら、形態をダイナミックに変化させている (mitochondria biogenesis)ことが明らかとなっている。この動態変化は、細胞の外因性刺激に対するエネルギー産生状態を意味するのみならず、細胞障害や細胞死にも密接に関与することが示され、様々な病態での役割が注目されるようになっているが、脳虚血病態での役割は明らかではない。本研究の目的は、mitochondria biogenesisの脳虚血および脳虚血耐性現象における役割を検討することである。
Mitochondria biogenesisには、GTP加水分解酵素であるmitofusion 1(MFN1)/MFN2、Dynamin-related protein 1、Optic atrophy 1等が関与し、これらGTP加水分解酵素の調節にはperoxisome proliferator-activated receptor-γ-co-activator-1αが関与することが知られている。本年度は、ラット一過性前脳虚血モデルを使用し、脳虚血と脳虚血耐性現象におけるこれら蛋白質やミトコンドリア蛋白質の発現変化をwestern blotおよび免疫染色により検討している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

虚血脳の電子顕微鏡による観察実験の進行が遅れており、脳虚血病態へのmitochodria biogenesisの関与が十分に証明出来ていないため。

今後の研究の推進方策

虚血脳および虚血耐性獲得脳でのmitochondria biogenesis関連蛋白質の発現解析を進めると共に、電子顕微鏡を用いたmitochondriaの形態学的観察を行う。

次年度の研究費の使用計画

電子顕微鏡観察などが遅れ、この分の試薬代が未使用金となった。本年度の未使用金を含め、次年度の研究費は動物購入管理費、抗体購入費などに使用する予定である。

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公開日: 2014-07-24  

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