口腔細菌と破裂脳動脈瘤の関連性を経時的に病態モデルを用いて評価するにあたり、本研究ではマウス脳動脈瘤モデルを作製し、臨床用磁気共鳴イメージング装置(MRI)によって動脈瘤の形成、成長および破裂を検出できるかを検討した。MRIの撮影には3-T MRIおよび内径40 mmのサドル型コイルを用いた。 MRIで動脈瘤の疑われたすべてのマウスは、解剖時動脈瘤の形成をみとめた。またT2強調画像で低強度領域の位置は解剖時における動脈瘤のくも膜下出血のものと一致した。 本研究ではマウスにおいて非侵襲的かつ経時的に脳動脈瘤の形成およびくも膜下出血の有無を可視化することができた。
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