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2012 年度 実績報告書

うつ病はDBSで治るのか?:科学的根拠の蓄積を目指して

研究課題

研究課題/領域番号 24592129
研究機関岡山大学

研究代表者

三好 康之  岡山大学, 大学病院, 講師 (00362997)

研究分担者 亀田 雅博  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (50586427)
上利 崇  岡山大学, 大学病院, 助教 (60423290)
菊池 陽一郎  岡山大学, 大学病院, 医員 (30631337)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2013-03-31
キーワードうつ病 / DBS
研究概要

視床下核などに対する深部脳電気刺激療法(DBS)は、パーキンソン病(PD)患者のwearing-offを改善し、ADL、QOLの向上をもたらすことが可能なため、重度のPD患者に対する有用な治療手段として確立している。近年、諸外国より、認知行動療法、薬物療法などのいかなる治療によっても十分な効果を得られなかった重度のうつ病患者に対してDBSが有効だったという報告が相次いで寄せられている。しかし、我々日本の脳外科医の立場からすると、動物実験に基づくscientificなデータの乏しさゆえ、DBSでうつ病を治療することが、医学的にも倫理的にも妥当なのか判断できないのが現状である。このような背景から、本研究ではうつ病に対するDBSの効果について、動物実験によるscientificな評価を行うことを目標として、今年度はうつ病モデルとしてどのモデルを利用するか検討した。これまでの報告では、うつ病モデルとしては、Tail suspension model、Forced swim model、Learned helplessness modelといったものがあり、これらはすでに抗うつ薬の評価などで用いられており、うつ病モデルとしてすでに十分に確立されているが、検討を重ねた結果、モデル作成から治療効果の評価といった一連の過程において安定した実験結果を得るためにはForced swimならびに,learned helplessnessを利用した市販システムを用いて実験を組むのがベストという結論を得た。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (9件)

  • [学会発表] パーキンソン病に対するSTN-DBSの術中せん妄における危険因子の検討2013

    • 著者名/発表者名
      新光阿以子
    • 学会等名
      第52回日本定位・機能神経外科学会
    • 発表場所
      岡山コンベンションセンター(岡山市)
    • 年月日
      2013-01-19
  • [学会発表] パーキンソン病モデルラットに対する上位頸髄脊髄刺激の神経保護効果2013

    • 著者名/発表者名
      新光阿以子
    • 学会等名
      第52回日本定位・機能神経外科学会
    • 発表場所
      岡山コンベンションセンター(岡山市)
    • 年月日
      2013-01-19
  • [学会発表] 重症虚血性下肢に対するSCSの有効性2013

    • 著者名/発表者名
      佐々木達也
    • 学会等名
      第52回日本定位・機能神経外科学会
    • 発表場所
      岡山コンベンションセンター(岡山市)
    • 年月日
      2013-01-18
  • [学会発表] 脊髄刺激療法における刺激誘発部位の検討2012

    • 著者名/発表者名
      上利崇
    • 学会等名
      (社)日本脳神経外科学会第71回学術総会
    • 発表場所
      大阪国際会議場(大阪市)
    • 年月日
      2012-10-19
  • [学会発表] 当科における難治性振戦に対する外科的治療戦略2012

    • 著者名/発表者名
      佐々田晋
    • 学会等名
      (社)日本脳神経外科学会第71回学術総会
    • 発表場所
      大阪国際会議場(大阪市)
    • 年月日
      2012-10-19
  • [学会発表] 遅発性ジストニアに対する両側淡蒼球刺激療法の有効性2012

    • 著者名/発表者名
      佐々木達也
    • 学会等名
      (社)日本脳神経外科学会第71回学術総会
    • 発表場所
      大阪国際会議場(大阪市)
    • 年月日
      2012-10-17
  • [学会発表] パーキンソン病に対するSTN-DBSの周術期せん妄における危険因子の検討2012

    • 著者名/発表者名
      新光阿以子
    • 学会等名
      (社)日本脳神経外科学会第71回学術総会
    • 発表場所
      大阪国際会議場(大阪市)
    • 年月日
      2012-10-17
  • [学会発表] パーキンソン病の慢性疼痛に対する脊髄刺激療法のQOLへの効果2012

    • 著者名/発表者名
      若森孝彰
    • 学会等名
      (社)日本脳神経外科学会第71回学術総会
    • 発表場所
      大阪国際会議場(大阪市)
    • 年月日
      2012-10-17
  • [学会発表] パーキンソン病に伴う慢性疼痛に対する脊髄刺激療法のQOLへの効果2012

    • 著者名/発表者名
      若森孝彰
    • 学会等名
      第6回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス
    • 発表場所
      京都ホテルオークラ(京都市)
    • 年月日
      2012-10-12

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公開日: 2014-07-16  

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