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2014 年度 実施状況報告書

MPTPサルにおけるSTN-DBS刺激強度と効果発現に関する病態解明の研究

研究課題

研究課題/領域番号 24592157
研究機関浜松医科大学

研究代表者

浅川 哲也  浜松医科大学, 医学部, 講師 (00469917)

研究分担者 杉山 憲嗣  浜松医科大学, 医学部, 准教授 (00235904)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワードパーキンソン氏病 / 脳深部電気刺激術 / PET / 分子イメージング研究 / MPTPサルモデル
研究実績の概要

今年度既定の研究計画により、以下の通り研究を行った。
(1)確実にサルのヘッドホルダ(HH)固定ができるネジを開発した。H26年7月、再度DBSおよびHH手術を行いた。MRI画像とアトラスを参考に、視床下核(STN)の座標を同定した。塩酸ケタミン 510 mg/kgとキシラジン1mg/kg(筋肉内投与)の麻酔下で、微小電極記録を行いつつ、電極をSTNに埋め込んだ。
(2)DBSの効果をfood reaching testで確認し、最適なDBSのパラメーターを確定した。即ち、connector 2,3; 電流強度1.0V, 刺激頻度145Hzである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

サルの頭部固定装置が想定外に外れてしまったため、既定した研究計画を変更してしまった。先ずはしっかりサルのHH固定ができるネジを開発し、もう一回手術をし、新しい最適なDBSのパラメーターを確定しなければならない。以上の実験はかなり時間を要した。

今後の研究の推進方策

前回失敗してしまった [11C]MNPA-PETと[15O]-H2O-PET計測をH27年6月を行う予定で、これらのデータを解析し、まとめて論文作成する。

次年度使用額が生じた理由

H26年7月のサルPET計測は失敗してしまったから、サル手術後、二回目のPET計測はH27年6月に実施することになる、それらのPETデータはH27年度にしなければならない。これらの研究計画を変更し、PET計測やデータの解析することとしてため、未使用額が生じた。

次年度使用額の使用計画

これからの研究計画は、前回失敗してしまった [11C]MNPA-PETと[15O]-H2O-PET計測を行って、これらのデータを解析し、まとめて論文作成する。
PET計測、論文発表、学会参加など、残っている経費を使用する予定。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] The Present Indication and Future of Deep Brain Stimulation2015

    • 著者名/発表者名
      Sugiyama K*, Nozaki T, Asakawa T, Koizumi S, Saito O , Namba H
    • 雑誌名

      Neurol Med Chir

      巻: 55 ページ: 416-421

    • DOI

      http://doi.org/10.2176/nmc.ra.2014-0394

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Neuroprotective effect of neuroserpin in oxygen-glucose deprivation- and reoxygenation-treated rat astrocytes in vitro2015

    • 著者名/発表者名
      Wang L*, Zhang Y, Asakawa T*, Li W, Han S, Li Q, Xiao B, Namba H, Lu C, Dong Q
    • 雑誌名

      PLOS ONE

      巻: 10 ページ: e0123932

    • DOI

      10.1371/journal.pone.0123932

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり

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公開日: 2016-05-27  

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