研究課題
本研究は最初にサルパーキンソン病モデルにSTN-DBS術を実施し、異なる頻度(30Hz、145Hz)刺激の効果を行動判定テストで確認し、次に異なる頻度での刺激をしながら、H215O-PETで、脳内の賦活されたエリアを同定し、高頻度刺激の有効性の機序を明らかにする研究である。我々は、新規MPTP全身投与サルモデルを確立し、又はサル無麻酔下PET計測のため、固定具の開発と不可欠な行動判定テストの開発を行った。PET計測の結果片側の高頻度(145Hz)のSTN-DBSで、両側の 前運動皮質が賦活された。このデータはDBSの機序は運動の改善だけではなく、運動の準備及びイニシエーションも改善することを示唆している。これらの成果は、DBSの機序に知見を提供できる。
すべて 2015
すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件)
PLOS ONE
巻: 10 ページ: e0123932
http://dx.doi.org/10.1371/journal.pone.0123932
Neurol Med Chir
巻: 55 ページ: 416-421
http://doi.org/10.2176/nmc.ra.2014-0394