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2014 年度 実績報告書

Vandetanibによるグリオーマ播種病変制御の試み

研究課題

研究課題/領域番号 24592162
研究機関鳥取大学

研究代表者

渡辺 高志  鳥取大学, 医学部, 教授 (00175100)

研究分担者 神部 敦司  鳥取大学, 医学部, 助教 (70348283)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードVandetanib / Glioblastoma / MGMT
研究実績の概要

昨年度の研究結果よりMGMT発現レベルとVandetanibの反応性について何かしら相関があるのではないかと疑われた。最初にヒト膠芽腫細胞株(T98G, U87MG, A172, U138MG, LN-18)におけるMGMT蛋白発現レベルを確認するためにWestern blot法にて既存のMGMT抗体を使用して検討した。過去の文献で報告があるように、U87MGとA172の両細胞株ではWestern blot法で明らかなMGMT蛋白の発現を認めなかった。一方残りの細胞株(T98G, U138MG, LN-18)では、多少発現に差が見られたがMGMT蛋白の発現を認めた。昨年度の研究結果より、MGMT発現株であるT98G, U138MG, LN-18においては、MTT assay, Cell Migration assayやCell Invasion & Detection Assayにて有意な抑制が得られなかった。MGMTとVandetanib抑制効果との関連性を調べるために、これら細胞株にMGMT siRNAをtransfectさせた。MGMT siRNAをtransfectさせると、すべての細胞株においてVandetanibによる反応性の改善がみられたが、有意とは言えなかった。次に、Vandetanibの効果とVEGF蛋白発現の差による影響を検討するために、これらヒト膠芽腫細胞株のVEGF,VEGFR-1,VEGFR-2の発現の差をWestern blot法で検討した。すべての細胞株においてこられVEGFに関連した蛋白発現の差はみられず、VEGF発現の影響は考えにくいと思われた。

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公開日: 2016-06-01  

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