研究成果の概要 |
脊髄再生治療後に併用可能な低侵襲な機能的電気刺激(FNS)治療モデルを考案し,脊髄不全損傷ラットでの三次元動作解析によるキロヘルツ(kHz)刺激治療の効果の評価を行った。成熟雌Fischerラット20匹を用いた。脊髄不全損傷後7日目から3日間のFNS治療を施行した。三次元歩行解析は損傷後14日目に評価した。FNS 治療75 Hz 群, 8 kHz 群,損傷コントロール群, 正常群(各5匹)の4 群間で比較検討した。BBBスコアは有意差を認めなかった。三次元歩行解析では損傷コントロール群に比較して,75Hz群で左右後肢の共同運動の改善傾向を認め,8kHz群では有意な改善を認めた。
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