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2012 年度 実施状況報告書

慢性圧迫性脊髄障害に対するオートファジー亢進薬剤による神経保護作用の解析

研究課題

研究課題/領域番号 24592204
研究種目

基盤研究(C)

研究機関鹿児島大学

研究代表者

田邊 史  鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 診療助教 (90619199)

研究分担者 小宮 節郎  鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (30178371)
瀬戸口 啓夫  鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 特任准教授 (40423727)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードオートファジー / 慢性圧迫性脊髄障害
研究概要

頚椎の加齢性変化(骨棘、椎間板膨隆、靭帯肥厚)・椎間板ヘルニア・後縦靭帯骨化などにより生じる慢性圧迫性脊髄症において、四肢の痺れ・疼痛や麻痺が進行する場合、現在のところ手術的加療が中心であり、有効な薬物療法は開発されていない。申請者は①慢性圧迫性脊髄症のモデルマウスを用いた解析で、凝集蛋白p62の異常蓄積が神経変性の重要な因子であること、②低酸素条件下で神経細胞を培養したところ、p62の主要な分解経路であるオートファジーを活性化すると神経細胞死を抑制可能なことをAutophagy誌に報告した。本研究では神経細胞移植のソースとなるiPS細胞におけるオートファジーの機能の研究を行った。その結果、ヒトiPS細胞ではオートファジーが生じていることが判明した。低酸素培養条件下でオートファジーが活性化しており、オートファジーを薬剤により活性化・阻害することによるiPS細胞の増殖・分化への影響を検討している。薬剤によるオートファジーの活性化によりiPS細胞の増殖・分化制御の研究を行うことで脊髄障害治療のための研究を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究では神経細胞移植のソースとなるiPS細胞におけるオートファジーの機能の研究を行った。その結果、ヒトiPS細胞ではオートファジーが生じていることがわかった。

今後の研究の推進方策

本研究では神経細胞移植のソースとなるiPS細胞におけるオートファジーの機能の研究を行い、ヒトiPS細胞ではオートファジーが生じていることが判明した。低酸素培養条件下でオートファジーが活性化しており、オートファジーを薬剤により活性化・阻害することによるiPS細胞の増殖・分化への影響を検討している。薬剤によるオートファジーの活性化によりiPS細胞の増殖・分化制御の研究を行うことで脊髄障害治療のための研究を行う。

次年度の研究費の使用計画

該当なし

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公開日: 2014-07-24  

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