研究課題/領域番号 |
24592239
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
普天間 朝上 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20264492)
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研究分担者 |
金谷 文則 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90233866)
前原 博樹 琉球大学, 医学部附属病院, 講師 (30510094)
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キーワード | 屈筋腱損傷 |
研究概要 |
8週齢のSD ratを用い、全身麻酔下に手術用顕微鏡を用いて、両後肢の第2-4趾の深趾屈筋腱を横切断後、8-0ナイロンを用いて、主縫合はKessler変法、補助縫合は1か所に単結節縫合を行う。その後、以下の2群を作成する。固定群:アルミニウムシーネで足関節最大底屈位、足趾関節は屈曲90°で固定する。早期運動群:アルミニウムシーネで足趾伸展ブロックを足関節背屈0°で固定し、シーネは足部を弧状に包むように作成する。術後、ラットはアルミニウムシーネをしたままケージ内を自由に移動させる。 術後7、14、21、28日目に縫合腱を採取し、固定群と早期運動群の引張り強度の比較と組織学的な相違を観察する。 各採取時期ごとに修復腱からAcid-Guanidium-Phenol-Choroform法を用いてRNAを抽出する。採取サンプルを用いてRT-PCRを用いクローン化産物の配列を決定して、遺伝子発現予測が正しく行われたかを検証する。TaqMan RT-PCRを用いて腱治癒過程における発現活性の強さの変化を定量化し、2群間で詳細に検討することで腱治癒過程に最も関与する遺伝子を絞り込む
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
ラットの深趾屈筋腱は直径1mm程度の大きさであり、腱縫合の際は手術用顕微鏡を使用して、マイクロサージャリーの技術習得に時間がかかったが、現在は安定した手技が確立でき、術後療法の装具作成も安定してきている。縫合腱の力学的強度は21、28日モデルにて早期運動群が有意に高い強度を示し、組織学的にも21日目以降に腱の修復が進んでいることを確認できた。平成26年度からは修復腱からのRNA抽出を行っている。
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今後の研究の推進方策 |
細胞成分が少ない修復腱からのRNA抽出や遺伝子発現の評価の方法を早期に確立する必要があると考える。
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次年度の研究費の使用計画 |
組織標本作製用に配分した予算が若干余ったため。 カバーガラスなど、標本作製用の消耗品に当てる予定。
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