研究課題/領域番号 |
24592243
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
秋山 達 自治医科大学, 医学部, 講師 (40376471)
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研究分担者 |
税田 和夫 自治医科大学, 医学部, 准教授 (20241995)
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キーワード | 創薬 / 色素上皮由来因子 / 肉腫 / 悪性腫瘍 / 新規治療法開発 |
研究概要 |
平成24年度に予定していた研究のうち【軟骨肉腫組織からの細胞株の樹立】、【軟骨肉腫腫瘍細胞の血管新生能に対するPEDFの効果の検討】、【軟骨肉腫由来細胞の腫瘍原生に対するPEDFの効果の検討】が終わっていない。原因として軟骨肉腫症例の集積が進まないため、軟骨肉腫腫瘍細胞株が完成していないことによる。平成25年度に予定していた【マウス骨内軟骨肉腫実験系を用いたPEDF治療効果の検討 】については予備実験は本研究費申請以前に終了しており論文としても出版されている。しかし、今回行う予定であった軟骨肉腫細胞株を使用した実験は細胞株樹立が進んでいないことから実施が出来ておらず、今後は既存の細胞株での実施を検討している。【軟骨肉腫腫瘍細胞の血管新生能に対するPEDFの効果の検討】と【軟骨肉腫由来細胞の腫瘍原生に対するPEDFの効果の検討】についても同様である。また、平成24年度実施予定の【軟骨肉腫腫瘍細胞の血管新生能に対するPEDFの効果の検討】については既存の軟骨肉腫細胞株を用いた実験についてはこれまでに成功している。これらの研究は骨内腫瘍進展の研究で有り、骨を破壊する細胞である破骨細胞の介在が非常に重要である。PEDFの破骨細胞に与える影響についてはこれまでの申請者の研究で明らかになっている。それらのことから、PEDFが骨内環境において軟骨肉腫伸展を抑制することはマウスレベルでは実現可能性は高いと思われる。既存の軟骨肉腫細胞株を用いた実験でまずデータを確認し手研究を進めることを第一にしたいと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
軟骨肉腫細胞株樹立が著しく遅延しており、研究全体の進行速度を遅らせている。
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今後の研究の推進方策 |
新規細胞株樹立の遅延が研究全体の遅延を招いているので、既存の軟骨肉腫細胞株を用いて予定している研究項目をいったん終了させて研究計画全体を推進する。
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次年度の研究費の使用計画 |
軟骨肉腫細胞株樹立が遅延しているため研究計画遂行が著しく遅延したため。 平成24年度と平成25年度で実施出来ていない研究を既存の軟骨肉腫細胞株で遂行するのに使用する。
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