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2014 年度 実施状況報告書

色素上皮由来因子による新規軟骨肉腫治療法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 24592243
研究機関自治医科大学

研究代表者

秋山 達  自治医科大学, 医学部, 准教授 (40376471)

研究分担者 税田 和夫  自治医科大学, 医学部, 准教授 (20241995)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード色素上皮由来因子 / 破骨細胞 / 骨吸収 / 血管内皮細胞増殖因子 / 軟骨肉腫
研究実績の概要

破骨細胞分化・生存・骨吸収に対するPEDFの効果の解析を中心に行った。マウスより採取した骨髄細胞をRANKL存在下で培養・分化させる実験系に、PEDFを添加し、破骨細胞分化を解析した。本実験系で得られた成熟破骨細胞にPEDFを各種濃度添加し、添加後24時間の破骨細胞数を添加時の破骨細胞数と比較して、生存率を解析する。さらに成熟破骨細胞をハイドロキシアパタイトコートディッシュ上に播き、PEDFを各種濃度添加する。48時間後に骨吸収窩を計測した。以上の実験を各軟骨肉腫細胞株培養上清を培養液として使用して実験し、軟骨肉腫腫瘍細胞の破骨細胞誘導活性能に対するPEDFの効果を検討した。
使用する細胞は先に軟骨肉腫サンプルより樹立された細胞株と、これまでに入手された軟骨肉腫細胞株であるOUMS27、JJ012、FS090の3種類を用いた。さらに生体内でPEDFに拮抗するサイトカインであるVEGFとPEDFが破骨細胞に対しても拮抗する作用を示すかどうかを、分化、骨吸収活性、アポトーシスの観点から解析した。
VEGFはPEDFのは骨細胞に対する作用に拮抗することが明らかになった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

軟骨肉腫に対する作用をin vivoにおいて解析する実験系の樹立に手間取っているため。また、破骨細胞に対する機能の解析をもう少し詳細に詰める必要があるため。

今後の研究の推進方策

これまでのデータではPEDFの破骨細胞に対する効果の部分が最も成果を上げているのでこの部分を掘り下げてデータを得るようにする。

次年度使用額が生じた理由

研究の遅延により予想された使用額と大幅な乖離が生じた。

次年度使用額の使用計画

破骨細胞を中心とした研究に資金を投入する。

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公開日: 2016-05-27  

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