IKKファミリー分子の発現をマウス胎児骨格とマウス変形性関節症モデルにて検証したところ、いずれも強く発現していた。NF-kBシグナルの転写因子Rela/p65の細胞内局在を調べたところ、関節軟骨の変性とともに細胞内に局在が偏ることが確認された。Rela-floxマウスと薬剤誘導性軟骨細胞特異的Creマウスとを交配させ、ヘテロコンディショナルノックアウトマウスとホモコンディショナルノックアウトマウスを作成して、成長後に軟骨特異的に遮断してから変形性関節症モデルを作成したところ、ホモコンディショナルノックアウトマウスでは変形性関節症が促進したがヘテロでは抑制されることが判明した。
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