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2013 年度 実施状況報告書

骨形成促進剤、骨吸収抑制剤の骨密度、骨質、骨強度に及ぼす影響についての検討

研究課題

研究課題/領域番号 24592269
研究機関九州大学

研究代表者

馬渡 太郎  九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 共同研究員 (60335974)

キーワード骨・軟骨代謝学
研究概要

本研究の目的は、骨強度に寄与する骨密度、および、骨質について、種々の手法を用いて検討し、骨吸収抑制剤と骨形成促進剤の及ぼす影響についてin vivoで検討することである。本年度は、解析システムの確立、及び、原発性骨粗鬆症、ステロイド性骨粗鬆症、関節リウマチ症例を対象としたデータベースの構築を続行中である。骨粗鬆症に関連した評価項目として、DXAによるL2-4前後、及び大 腿骨近位部のaBMD、各種血清学的マーカー、すなわち血清TRAP5bなど骨吸収マーカー、血清P1NPなどの骨形成マーカー、等を測定している。さらに、平面分解能は世界最高レベルの臨床用MDCTを用いて、骨粗鬆症による骨脆弱性により圧迫骨折が危惧される患者の第3腰椎全体を撮像、データを蓄積中である。昨年度は専用ソフトウェア(QCT Pro, Mindways )による海綿骨領域のvBMD計測の手法、DICOMデータからの骨微細構造解析を行う一連の流れを構築、確認したが、オリジナルな手法であるSubtraction法については、最も重要な位置合わせの手法について、ソフトウェア上で自動処理可能となった。また、有限要素解析ソフトウェアによる解析手法も確立し、現在解析を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

CTによるDICOMデータをもとにした、vBMD解析、微細構造解析、3次元構造可視化、Subtraction解析、有限要素法による強度解析、すべての解析手法がほぼ確立した。

今後の研究の推進方策

確立した手法について、改良を進めながら、実際の症例の解析を進めていく。

次年度の研究費の使用計画

解析をさらに進めるために、ソフトウェアの更新が必要である。また研究内容の学会発表を予定している。
次年度は、解析ソフトウェアのアップデートを予定しており、そのための費用が必要である。また、学会発表の旅費として、使用予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (5件) (うち招待講演 2件)

  • [学会発表] 骨粗鬆症診療の新しい展開2013

    • 著者名/発表者名
      馬渡太郎
    • 学会等名
      第28回日本整形外科学会基礎学術集会
    • 発表場所
      千葉
    • 年月日
      20131017-20131017
    • 招待講演
  • [学会発表] リセドロネートの治療効果と背景因子(TRACP-5b,BAP)との関係2013

    • 著者名/発表者名
      馬渡太郎
    • 学会等名
      日本骨粗鬆症学会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      20131011-20131013
  • [学会発表] 脊椎微細構造に対するテリパラチドの効果2013

    • 著者名/発表者名
      馬渡太郎
    • 学会等名
      日本骨粗鬆症学会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      20131011-20131013
  • [学会発表] Relationship between Response to Treatment with Risedronate and Baseline TRACP-5b Activity -Subanalysis of Japanese Risedronate 75mg Phase III Trial-2013

    • 著者名/発表者名
      Mawatari Taro
    • 学会等名
      American Society of Bone and Mineral Research
    • 発表場所
      Baltimore, USA
    • 年月日
      20131004-20131007
  • [学会発表] 骨粗鬆症治療の新しい展開と骨強度2013

    • 著者名/発表者名
      馬渡太郎
    • 学会等名
      第32回日本骨形態計測学会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      20130607-20130607
    • 招待講演

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公開日: 2015-05-28  

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