研究課題/領域番号 |
24592269
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
馬渡 太郎 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 共同研究員 (60335974)
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キーワード | 骨・軟骨代謝学 |
研究概要 |
本研究の目的は、骨強度に寄与する骨密度、および、骨質について、種々の手法を用いて検討し、骨吸収抑制剤と骨形成促進剤の及ぼす影響についてin vivoで検討することである。本年度は、解析システムの確立、及び、原発性骨粗鬆症、ステロイド性骨粗鬆症、関節リウマチ症例を対象としたデータベースの構築を続行中である。骨粗鬆症に関連した評価項目として、DXAによるL2-4前後、及び大 腿骨近位部のaBMD、各種血清学的マーカー、すなわち血清TRAP5bなど骨吸収マーカー、血清P1NPなどの骨形成マーカー、等を測定している。さらに、平面分解能は世界最高レベルの臨床用MDCTを用いて、骨粗鬆症による骨脆弱性により圧迫骨折が危惧される患者の第3腰椎全体を撮像、データを蓄積中である。昨年度は専用ソフトウェア(QCT Pro, Mindways )による海綿骨領域のvBMD計測の手法、DICOMデータからの骨微細構造解析を行う一連の流れを構築、確認したが、オリジナルな手法であるSubtraction法については、最も重要な位置合わせの手法について、ソフトウェア上で自動処理可能となった。また、有限要素解析ソフトウェアによる解析手法も確立し、現在解析を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
CTによるDICOMデータをもとにした、vBMD解析、微細構造解析、3次元構造可視化、Subtraction解析、有限要素法による強度解析、すべての解析手法がほぼ確立した。
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今後の研究の推進方策 |
確立した手法について、改良を進めながら、実際の症例の解析を進めていく。
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次年度の研究費の使用計画 |
解析をさらに進めるために、ソフトウェアの更新が必要である。また研究内容の学会発表を予定している。 次年度は、解析ソフトウェアのアップデートを予定しており、そのための費用が必要である。また、学会発表の旅費として、使用予定である。
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