研究成果の概要 |
関節リウマチ(RA)の病態は疾患活動性と骨関節破壊で別なメカニズムが存在するという仮説を立証するため免疫組織学的手法を用いてRA滑膜組織の研究を施行した。滑膜組織の免疫組織学的な新しい評価法を樹立しImmunohistological Score (IH score)と称した(Kanbe K, et al. Mod Rheumatol 24:910-914,2014)。疾患活動性にSDF-1、大関節破壊にCXCR4、手足関節破壊にCD4が有意に関係していた。RAの骨関節破壊機序はTリンパ球が首座にあり滑膜組織のCXCR4がRAの大関節破壊に関係していることが明らかとなった。
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