研究課題/領域番号 |
24592317
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
上園 晶一 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (10291676)
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研究分担者 |
甫母 章太郎 東京慈恵会医科大学, 麻酔科学講座, 助教 (60385359)
須永 宏 東京慈恵会医科大学, 麻酔科学講座, 講師 (80317966)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 筋弛緩薬 / パンクロニウム / 吸入麻酔薬 / 中枢神経 / 脳室内投与 / 麻酔深度 / ラット |
研究成果の概要 |
ラットを用い、イソフルラン麻酔において、テールクランプにより体動を示す濃度下で、脳室内にパンクロニウムを投与し、テールクランプ時の不動化の出現率を検討した。 脳室内に投与されたパンクロニウムの量が極少量であっても、テールクランプによって体動を示さない個体が有意に増加した。この結果は、筋弛緩薬を中枢神経へ直接投与することにより、吸入麻酔薬の麻酔作用が増強されることを示している。術中に静脈内投与された筋弛緩薬が吸入麻酔の麻酔深度に影響を与えるだけでなく、術後の覚醒遅延や合併症発生に筋弛緩薬の中枢神経への影響が関与している可能性も考えられ、臨床麻酔においても有益な知見が得られたと考える。
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自由記述の分野 |
医歯薬学
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