痛みやストレスなど有害事象は負情動を形成し、内分泌変化、自律機能変化や気分の変調などの情動応答を引き起こす。扁桃体中心核は負の情動の形成重要である。また、扁桃体中心核の多くのニューロンがGABA作動性の抑制性ニューロンであることが分かっている。今回の研究によりストレスホルモンの1つであるノルアドレナリンが扁桃体中心核内側亜核への抑制性入力を増強すること。さらにその増強作用には扁桃体中心核外側亜核および外側外包部ニューロンのα1受容体と責任細胞は不明だが、β1受容体の活性化が関与していることを明らかにした。
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