研究課題/領域番号 |
24592327
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
石川 輝彦 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (30272305)
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研究分担者 |
磯野 史朗 千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80212968)
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キーワード | 喉頭機能 / 気管チューブ抜管 / カフリークテスト / 咽頭喉頭内視鏡 / 反回神経 |
研究概要 |
本研究の目的は、「周術期における喉頭機能不全」という大きな課題の中で、とく(1)喉頭痙攣の予防・治療に関する研究、および(2)気管チューブ抜管に際しての喉頭機能評価に関する研究、および、その関連領域として、どのようにしたら安全・確実に換気を保てるかに焦点をあてている。 (1)前回の報告で、研究方法に関して倫理的な問題が生じ研究方法の変更を余儀なくされたことを報告し、これに代わる指標として、麻酔科で気管チューブを抜管するときの反応性を評価する代案を企画したが、RCTを行うのは困難とされ結論され、retrospective cohort studyを企画中である。 (2)今まで得られた知見に関しては、途中経過を含み2012年日本麻酔科学会で発表済みであるが、原著論文としての投稿にはいたらず専門書執筆にとどまっている。その主な要点は、カフリークテストによる上気道抵抗の測定と咽頭喉頭内視鏡による気道浮腫(とくに声門部)の程度、および反回神経機能の評価が重要であることを提案した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究計画の見直しを行ったため、まだ遅れをとりもどしていない。
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今後の研究の推進方策 |
研究方法をより実現性の高いものに変更したので、今後は大きく推進すると思われる。とくにretrospective cohort studyとしたことで、より容易に施行が可能になったと考える。
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次年度の研究費の使用計画 |
情報収集のため海外研究会・学会に参加予定であったが、スケジュールが合わないため、また、自身の研究の遅れもあり、参加を見合わせたため。 次年度に成果発表のための海外学会出席のため使用予定
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