研究課題/領域番号 |
24592337
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
植田 一吉 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90432533)
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研究分担者 |
井口 直也 大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (00372623)
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キーワード | 腎不全 / NGAL / L-FABP / 大動脈ステント手術 |
研究概要 |
ヒト好中球ゼラチナーゼ結合性リポカリン(NGAL)は、ステント手術において他の腎障害バイオマーカーであるL-FABP micro albumin NAGなどと比べて優れた早期腎障害のバイオマーカーであることを示した。今回これらのバイオマーカーの値が長期の腎障害と関連するかどうかを検討した。2-6時間後の早期バイオマーカー値が術後1,3,6ヶ月後のクレアチニンの上昇と相関するかどうかを検討した。バイオマーカーであるNGAL,L-ABP,NAG,albは術後のクレアチニンとの相関は見られなかった。すなわち早期腎障害のバイオマーカーは術後長期の腎機能障害を予測することはできないことが示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
症例は集まったが、腎不全になる割合が14%と少なく腎不全患者がやや少ない。
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今後の研究の推進方策 |
現在のプロトコールでの症例の集積は人の関係で難しく一旦論文作成を行う。今後はintervationまたは新たなバイオマーカーでの腎障害を検討する。
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次年度の研究費の使用計画 |
論文作成、学会発表のために必要である。またintervation や新規バイオマーカーでのstudyの継続を検討する。 論文作成、学会発表。新たな形での症例の蓄積。
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