研究課題/領域番号 |
24592343
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
秋吉 浩三郎 九州大学, 大学病院, 助教 (70322287)
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キーワード | 脳梗塞 / 全身麻酔薬 / 脳保護 / 免疫反応 |
研究概要 |
本研究では、全身麻酔薬の免疫抑制作用と脳保護作用の関連を明らかにするため、以下の研究項目を予定している。1) 吸入麻酔薬であるイソフルラン、セボフルラン等の全身麻酔薬の脳保護作用と炎症反応抑制の関連性に関する培養細胞での検討。2) マウス脳梗塞モデルを用いた脳梗塞サイズの検討や機能的予後に与える影響の検討。3) 脳内の主要な免疫防御に関して、ミクログリアの関連が報告されており、麻酔薬とミクログリア機能の検討を行う。 研究者はマウス中大脳動脈閉塞モデルを用い、今回の実験に先行する種々の実験を行い、その成果を報告している。実験動物モデルの管理・作成、及び神経学的・病理学的・免疫学的評価に関する技術は既に習得している。今回の研究は九州大学医学部動物実験委員会の倫理規則に則り、動物実験倫理委員会の承認を得た上で施行する。しかし、現時点で確保できている実験室の管理と設備の問題のため、未だ動物実験の承認が降りていない。実際の研究を開始する下準備は依然として続行中であり、承認が降り次第、直ちに実験計画を遂行できる状態にある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
現時点で確保できている実験室の管理の問題のため、動物実験倫理委員会の承認が降りていない状況であり、研究の推進に大幅な遅れを生じている。倫理委員会の承認が降り次第、直ちに実験計画を遂行できる状態にあるが、動物実験の開始迄に非常に時間を顧みて、現在動物実験を行っている九州大学医学研究院の他教室との連携を考慮中である。また、同時に臨床的データの収集も計画中であり、麻酔関連学会での情報の収集を行い、こちらも倫理委員会申請の準備を進めている。
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今後の研究の推進方策 |
これまでに施行できなかった研究計画は、最終年度に施行して行く予定である。今年度に消耗費として使用を予定していた実験動物や薬剤、その他費用は最終年度に必要となる。最終年度の計画に遅れが生じた場合には、研究期間の延長継続申請を考慮したい。
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次年度の研究費の使用計画 |
現時点で確保できている実験室の管理の問題のため、動物実験倫理委員会の承認が降りてず、研究の推進に大幅な遅れを生じている。 動物実験倫理委員会の承認を得次第、直ちに実験計画を施行する準備ができているが、他研究室との連携や臨床データの収集も進めていく。進行の遅れのためにこれまでに施行できなかった研究計画は最終年度に施行して行く予定である。これまでに消耗品費として使用を予定していた実験動物、麻酔薬などの薬剤、試薬、標本作製等に関わる費用は最終年度に使用する予定である。進行が遅れる場合には研究期間の延長申請を考慮する。
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