研究課題/領域番号 |
24592359
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
金澤 正浩 東海大学, 医学部, 准教授 (60276847)
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研究分担者 |
吉川 正信 東海大学, 医学部, 准教授 (90276791)
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キーワード | セボフルラン / 鎮痛効果 / オピオイド |
研究概要 |
動物を用いた実験で揮発性吸入麻酔薬セボフルランが、脊髄のオピオイド受容体の機能亢進あるいはN-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)受容体の機能減弱により、鎮痛作用を現すとの報告がある。しかし、揮発性麻酔薬の鎮痛効果は運動ニューロンを抑制するために逃避行動ができない結果であり侵害刺激に対する鎮痛効果ではない、との報告があり不明な点が多い。本研究では、運動ニューロンを抑制しない条件のもとでセボフルランの鎮痛効果、およびその作用機序を明らかにすることを目的とした。セボフルランの鎮痛効果の作用機序を明らかにするため、オピオイド受容体非選択的アンタゴニストのナロキソンによる効果を検討した。その結果、セボフルランの鎮痛効果は有意に減弱した。これらの結果より、セボフルランの鎮痛効果の一部はオピオイド受容体を介するものと推測した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
セボフルラン鎮痛とオピオイド受容体との関連性を明らかにした
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今後の研究の推進方策 |
セボフルラン髄腔内投与により脊髄・脳内オピオイドペプチド、Dセリン代謝関連酵素などのmRNA量、タンパク質量、内在性Dセリン量を定量する。
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次年度の研究費の使用計画 |
当初予定していた脊髄・脳内オピオイドペプチド実験用の解析実験が機器の不調により延期となったため。 平成26年度に脊髄・脳内オピオイドペプチド量の解析を行う
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