ラット髄腔内に投与されたセボフルラン原液は、用量依存的(0.2~10μl)に抗侵害作用を示した(ED50: 0.7μl)。なお、投与前にbeam-balance testを施行したが、運動失調は認められなかった。全身麻酔中(1MAC)のラットにおける脳脊髄液(CSF)中セボフルラン濃度は0.9 mMであった。セボフルランを気化器にて気化させ、2.6 mMの人工脳脊髄液(CSF内最終濃度は推定約 0.26 mM)をラット髄腔内に投与した結果、投与後60分にわたり鎮痛効果が現れた。なお、投与前にbeam-balance testを施行したが、運動失調は認められなかった。
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