研究課題
基盤研究(C)
本研究では以下の3点を明らかにし得た。(1)パルスオキシメーター技術を応用した非侵襲的連続的ヘモグロビン濃度測定装置の臨床応用可能性を検証した。結果として誤差が臨床的に許容しうる範囲を上回った。(2)心拍出量を規定する因子の一つである前負荷は中心静脈圧よりも動脈圧由来の心拍出量の呼吸性変動とよく相関した。(3) 近赤外線スペクトロフォトメトリーで得られる筋組織酸素飽和度と全身レベルでの酸素需給バランスを評価する指標である混合静脈血酸素飽和度との間に弱い相関を認めた。
麻酔科学、集中治療医学