研究課題/領域番号 |
24592398
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
賀本 敏行 宮崎大学, 医学部, 教授 (00281098)
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研究分担者 |
向井 尚一郎 宮崎大学, 医学部, 講師 (10315369)
杉江 悟 宮崎大学, 医学部, その他 (50626140)
森下 和広 宮崎大学, 医学部, 教授 (80260321)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 癌 / 蛋白質 |
研究概要 |
まず、臨床サンプル(血液)のcaveolin-1(以下CAV1)の発現解析を行った。 ホルモン治療抵抗性前立腺癌(以下CRPC)とホルモン治療感受性前立腺癌(以下Non-CRPC)患者の血漿CAV1濃度をELISA法を用いて比較検討した。結果、CRPC患者群で有意に血漿CAV1濃度が高値であった。(Student`s t-test; p<0.004) 次いでCRPC model cell lineであるPC3およびNon-CRPC model cell lineであるLNCaPを用いてCAV1の発現をreal-time qRT-PCR法およびWestern blotting法にてmRNA levelおよびprotein levelで比較検討した。 結果、mRNA level, protein levelとも有意にPC3でCAV1の発現が高いという結果であった。(Student`s t-test; p<0.0001)
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通り、臨床検体での解析はほぼ終了している。 また、平成25年度以降計画予定であったcell lineでのin vitroでの解析も結果がでており、現在進行中ではあるがsiRNA(siCAV1)を用いたノックダウンcell lineにての解析も順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
ノックダウンcell lineにおけるsignal pathwayの解析を進め、モデルマウスを作製後、in vivoでの機能解析を予定している。
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次年度の研究費の使用計画 |
CRPCおよびNon-CRPC model cell lineを用いCAV1以下のsignal pathway解析を行う。 また、CAV1強発現cell lineでのsiCAV1 ノックダウンcell lineを作成し、mRNA level, protein levelでCAV1以下signal moleculeの発現解析を行う。 追加で電子顕微鏡を用いて、各model cell lineの形態学的解析も順次進めていく予定である。
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