研究課題
基盤研究(C)
酸化鉄微粒子(MCL)が、NS極が交互に入れ替わる交番磁場の照射により発熱する性質を利用したがん温熱治療(MCL Heat Therapy)を数年前に開発した。これをがん免疫治療と融合し、全身治療が可能な新しい治療法の開発のための基礎研究を行った。In vitroでは加温によって腫瘍抗原の発現を増強させることはできなかった。しかし、in vivo研究において、MCL Heat TherapyによりヘルパーT細胞および殺細胞性T細胞の発現を確認した。本学IRBの承認を得て、人を対象としたMCLの局所注入を併用する誘電加温装置による温熱治療を同意を得られた3名に実施、安全性を確認した。
泌尿器系腫瘍学