磁性ナノビーズを用いた前立腺癌におけるタキサン系抗癌剤耐性獲得機序の解明

2014 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24592405
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 泌尿器科学
• 研究機関: 京都府立医科大学
• 研究代表者: 高羽 夏樹 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (80294081)
• 研究分担者: 三木 恒治 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (10243239) ; 河内 明宏 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90240952) ; 鴨井 和実 京都府立医科大学, 医学研究科, 講師 (40295663) ; 沖原 宏治 京都府立医科大学, 医学研究科, 准教授 (80285270) ; 木村 泰典 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 ; 上田 崇 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (50601598) ; 岩田 健 京都府立医科大学, 医学研究科, 客員講師 (00552209) ; 大石 正勝 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (90405316) ; 上田 紗弥 (伊藤 紗弥) 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (90534511)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• キーワード: 前立腺癌 / 抗癌剤耐性 / タキサン / ナノビーズ / ケミカルバイオロジー

研究成果の概要

前立腺癌細胞株DU145の親株(ドセタキセル感受性株)とそのドセタキセル耐性株より、磁性ナノビーズを用いて耐性株で発現増強しているドセタキセル結合タンパクとしてtubulin、coatomer protein complex subunit alpha、basonuclin-1を精製・同定した。これらの相対的RNA発現量（耐性株/感受性株）は順に、約70%、約100%、約20%であった。ドセタキセルの標的であるtubulinが同定されたことより、ドセタキセル結合タンパク精製法として適切であったが、RNAとタンパクの発現量が相反する結果であったため、耐性獲得に関する役割について判断できなかった。

自由記述の分野

泌尿器腫瘍学