• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実施状況報告書

妊娠高血圧症候群における胎盤の脂質代謝バランスとその意義の解明

研究課題

研究課題/領域番号 24592469
研究機関京都大学

研究代表者

巽 啓司  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), その他 (10324633)

研究分担者 近藤 英治  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (10544950)
小西 郁生  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90192062)
キーワード妊娠高血圧腎症 / 酸化LDL
研究概要

妊娠高血圧腎症の胎盤において酸化LDL受容体(LOX-1)、脂質排出トランスポーター(ABCA1)、ABCA1発現を制御する脂質センサーLiver X Receptor (LXR)、酸化ストレス防御因子であるHO-1発現、酸化ストレス防御遺伝子群の発現を制御する転写因子Nrf2 の活性が低下していることを見出した。
絨毛細胞培養系の実験において酸化LDLを添加すると、Nrf2が活性化し、HO-1、ABCA1、LXRの発現が増強した。また、LOX-1の機能阻害により、ABCA1の発現低下、およびNrf2 signalingの活性化低下を引き起こすことが判明した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究実施計画に沿い、おおむね順調に進展している。

今後の研究の推進方策

研究実施計画に沿い、妊娠高血圧症候群の病態改善や治療につなげるための知見を得るために研究をさらに推進させる

次年度の研究費の使用計画

該当金額では必要試薬の購入が難しく、次年度予算と合わせて必要試薬購入予定として、繰り越しとした。
次年度予算と合わせて、試薬代に充当する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] ATP-binding cassette transporter A1 expression is decreased in preeclamptic placentas2013

    • 著者名/発表者名
      Chigusa Y, Kondoh E, Mogami H, Nishimura F, Ujita M, Kawasaki K, Fujita K, Tatsumi K, Konishi I.
    • 雑誌名

      Reprod Sci

      巻: 20 ページ: 891-8

    • DOI

      10.1177/1933719112468956

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi