研究課題
1. letrozol誘発排卵障害モデル雌ラットの卵巣障害に関する検討6週齢のWistat系雌ラットを用い、2週間(約3周期)の連日腟スメアで性周期が整である個体を選択した。8週齢時にコントロール群(n = 3)にはletrozoleを含まないペレットを、letrozole群(n = 3)にはletrozole放出型ペレット(0.4 mg/日)を背部皮下に埋め込んだ。letrozole群では、2週間後(10週齢)から発情周期が完全に消失した16週齢でPMSG-hCG刺激を行い、卵巣の出血点及び輸卵管内の卵の指標から排卵を確認した。その結果、コントロール群、letrozole群ともに排卵が見られ、letrozolによる排卵障害モデルもゴナドトロピン刺激により排卵が起きることが確認された。2. letrozol誘発排卵障害モデル雌ラットに対するsenktideの効果の検討3週齢のWistat系雌ラット35匹に2週間(約3周期)の腟スメアを連日実施し、性周期が整である個体を選択し、1.対照群(n=10)、2.letrozol群(n=10)、3.letrozol+senktide群(n=10)に分けた。排卵障害モデル作成のためのletrozolの投与期間およびsenktideの作用期間を8週齢からの3週間に調整した。8週齢からの3週間、letrozol(0.4 mg/日)またはコントロール用ペレットを背部皮下に留置し、生理食塩水またはsenktide(0.2 mg/日)を浸透圧ミニポンプで連日皮下投与した。その結果、8週齢から11週齢までの腟スメア、12週齢の卵巣所見で、letrozole群、letrozol+senktide群は同様に排卵周期が障害されており、卵巣所見も同様であった。Senktide投与は、letrozol誘発排卵障害モデルの卵巣機能を回復させることができなかった。
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 6件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 3件)
Int J Dev Neurosci.
巻: 41 ページ: 63-67
doi: 10.1016/j.ijdevneu.2014.11.006.
巻: 41 ページ: 105-109
doi: 10.1016/j.ijdevneu.2015.01.001.
巻: 42 ページ: 76-79
doi: 10.1016/j.ijdevneu.2015.03.001
巻: 36 ページ: 1-4
doi: 10.1016/j.ijdevneu.2014.03.011.
Horm Behav.
巻: 66(2) ページ: 309-316
doi: 10.1016/j.yhbeh.2014.06.007.
巻: 38 ページ: 87-90
doi: 10.1016/j.ijdevneu.2014.08.004.
婦人科診療ハンドブック
巻: 7 ページ: 29-34
フジメディカル出版
巻: 1 ページ: 25-31
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
巻: 21 ページ: 31-37
産科と婦人科
巻: 81 ページ: 851-857