研究課題
平成24年4月~平成27年3月にかけて983件のコホート採血をした(妊娠20~37週:重複あり)。そのうち,平成25年12月までのハイリスク妊婦コホート156例について,ELISA法によるsFlt-1, PlGFを測定した。平成16年~平成20年にかけて収集した第1次コホートでは,妊娠26~31週での妊婦採血数が784例であったので,昨年度での採血により,validation研究としては十分な数の症例が集積したと考えた。昨年度は,sFlt-1, PlGF試薬が古くなり,購入を見送った。本年度は,最終年に当たるため,残り200例についてsFlt-1, PlGFを測定し,sFlt-1/PlGF比を用いたimminent onset of PE発症予知のexternal checkを行う予定である。
2: おおむね順調に進展している
第一次コホート(784例)に見合うだけの新規コホート(983例)に対して試料を収集することができた。
研究開始御,33か月で,983件の試料が集まった。当初,5年間で1500例のコホートを集積することが目的であったが,第1次コホート(平成12~16年)での妊娠26~31週での採血数784例に相当する採血が集まったため,昨年4月を持って,試料の収集を終了することにした。本年度は最終年にあたることから,研究資金が入り次第,残り200例のハイリスク妊婦の試料について,sFlt-1, PlGFを測定し,external validataionのための解析を行う予定である。
在庫されていたsFlt-1, PlGF試薬が古くなっており,次年度に新しいsFlt-1, PlGF試薬を購入して測定したほうが良いと判断したため。
本年度は最終年度であり,昨年度の繰越金と本年度支給される研究費をすべて使い,ハイリスク妊婦200例について,sFlt-1, PlGFを測定する。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件) 学会発表 (11件)
J Hum Hypertens
巻: 30 ページ: 62-7
10.1038/jhh.2015.20.
J Clin Hypertens (Greenwich)
巻: 18 ページ: 329-36
10.1111/jch.12670.
Am J Reprod Immunol
巻: 75 ページ: 557-568
10.1111/aji.12506.
BMC Pregnancy Childbirth
巻: 14 ページ: 331
10.1186/s12884-015-0776-9.
Hypertens Pregnancy
巻: 34 ページ: 443-455
10.3109/10641955.2015.1065884
Endocrinology
巻: 156 ページ: 4281-4292
10.1210/en.2015-1408.
Cell Physiol Biochem
巻: 36 ページ: 2149-2160
10.1159/000430181.
Int J Mol Med
巻: 35 ページ: 1511-1524
10.3892/ijmm.2015.2157.