研究成果の概要 |
妊婦コホート480例中、ハイリスク妊婦127例(26%)に、妊娠19-25週、26-31週に採血し、sFlt-1, PlGF, 及びsFlt-1/PlGF比をECLIA法で測定した。採血後4週間以内の妊娠高血圧腎症(PE)をprimary outcomeとした。妊娠19-25週では、onset threshold (OT)の感度は0/1(0%)であり、特異度は120/120(100%)であった。妊娠26-31週では、OTの感度は1/1(100%)であり、特異度は80/80(100%)であった。このように、OT値によるPE予知は、特異度が非常に高く、PEのルールアウトに有用と考えられた。
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