研究課題
基盤研究(C)
両側人工内耳症例のセカンドインプラントの効果予測法としてPET/CTを用いた評価法を検討した。人工内耳適応患者17例について、安静時と音負荷時での糖代謝の変化を、一次視覚野に対する一次聴覚野賦活の比で表し評価した。健聴者に対して言語習得後失聴者は一次聴覚野の糖代謝低下を認めた。音負荷試験では、一側人工内耳症例の術後成績と一次聴覚野賦活に相関は認めなかった。小児両側人工内耳症例の検討では賦活のあった症例でセカンドインプラントの成績が良く、賦活のない例では成績不良であった。効果予測検査としてPET/CTが有用である可能性が示唆された。
耳科学