研究課題/領域番号 |
24592603
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
熊井 良彦 熊本大学, 生命科学研究部, 助教 (00555774)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | アポトーシス / 筋衛星細胞 |
研究概要 |
脱神経後の筋衛星細胞の動態およびアポトーシス関連たんぱくの発現動態についてラットのIn vivoモデルで検討を行った。筋衛星細胞の同定は抗M-cdherin抗体を用いて同定できたが、モデルとして反回神経切断モデルのみならず、反回神経切断後迷走神経との縫合モデルも作成し両者の筋衛星細胞動態の検討を行った。細胞増殖のマーカーである抗ki-67抗体および筋細胞の分化のマーカーである抗MyoD抗体および抗myogenin抗体を用いた免疫染色も行った。ただ免疫染色のみでは信頼性のある定量評価が難しいと考え同たんぱくのRT-PCRを行っている。こちらは現在再現性をチェックしているが、十分に信頼性のある定量評価ができると判断している。アポトーシス関連たんぱくの動態は次年度に持ち越しとした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ラットの脱神経モデルのみならず、反回神経と迷走神経縫合モデルの作成および筋衛星細胞の活性化を同定する各種たんぱくのRT-PCRによる定量評価に手間取ったため、この点以外の計画の変更はないが、当初計画に予定していたアポトーシス関連たんぱくの動態は次年度に持ち越しとした。
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今後の研究の推進方策 |
今後はアポトーシス関連たんぱくの同定、動態について当初の計画通り予定を進めていく。さらに脱神経後の声帯筋由来の筋衛星細胞を過去の報告に従って分離培養する。そして筋衛星細胞のアポトーシスを抑制させると予想される物質(特に肝細胞増殖因子)のIn vitroでの影響を評価していく
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次年度の研究費の使用計画 |
脱神経後の声帯筋由来の筋衛星細胞を過去の報告に従って分離培養する。そして筋衛星細胞のアポトーシスを抑制させると予想される物質(特に肝細胞増殖因子)のIn vitroでの影響を評価していく
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