研究課題/領域番号 |
24592613
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
松浦 一登 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん先進治療開発研究部, 特任研究員 (70271947)
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研究分担者 |
田中 伸幸 地方独立法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん先進治療開発研究部, 部長 (60280872)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 癌 / 頭頸部癌 / 超免疫不全マウス / がん幹細胞 |
研究成果の概要 |
ヒト頭頸部癌の癌幹細胞を同定し、特徴的に発現する細胞マーカー分子の解析を行った。臨床検体を超免疫不全NOGマウスに移植することによって新たなPDX細胞株HPCMの樹立に成功した。CD271の発現と腫瘍形成に明らかな相関を認めた。スフェアアッセイではCD271の発現が増加していたほか、CD271陽性細胞は化学療法抵抗性を示した。下咽頭癌患者検体を用いたCD271の免疫染色とmRNAの定量PCRでは、いずれもCD271を高発現する症例は有意に予後不良であった。CD271は下咽頭癌幹細胞の新たなマーカー分子であり、新規治療標的として有望であることが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
頭頸部外科学
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