糖尿病網膜症の病態には炎症が大きく関与し、抗炎症因子の活性低下が関与する可能性があり、細胞のエネルギー状態により制御されるAMP activated protein kinase (AMPK)は糖尿病網膜症の病態に関与する可能性がある。申請者らは糖尿病モデルマウスとしてストレプトゾトシン誘導1型モデルマウスを作製し、網膜組織内のAMPKレベルが低下すること、および糖尿病モデルマウスでは白血球接着が亢進することを見出した。そして、AMPK活性化剤であるレスベラトロールを投与した際の病態予防効果を見あることを見出した。
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