西洋人(成人)と東洋人(小児)の新マネキンを作成しUV計測を行った。既存の東洋人(成人)マネキンと比較し顔形状の違いによる眼部UV被ばく量の検討を行った。東洋人に比べ眼の彫が深い西洋人は太陽高度が低くても眼部に影ができるため、眼部UV被ばくの日内変動は異なり、被ばく量は東洋人の約半分であった。また細いテンプルのサングラスや眼鏡を使用しても、顔形状の特徴によりアイテム効果が東洋人より高い事が明らかとなった。成人に比べて小さな顔面骨格を持つ小児では眼鏡装用のUVカットの効果が大きく、高反射状況ではほとんど効果がでない帽子に比べて眼鏡の使用がUV被ばくの予防に非常に有用である事が明らかとなった。
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