涙嚢と総涙小管の関係、特に涙嚢から総涙小管へのに関して、以下の項目を明らかにした。①涙嚢に含まれる部分の涙小管の長さが平均1344.9μm、径が287.5μmであること。②閉瞼時に内総涙点は耳側に移動、開放し、開瞼時には鼻側へ移動、閉塞するが、その閉塞は不十分であること。また、この動きがマイエル洞形成に関与していること。③総涙小管の涙嚢への開口部が膨らんでいるマイエル洞には2種類あり、それらが各々、涙嚢由来、涙小管由来であること。④総涙小管周囲では弾性線維no 分布は顕著ではなく、それ以外の涙小管周囲に特異的に分布していること。⑤涙嚢粘膜下には弾性線維の分布が顕著ではないこと。
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