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我々は神経ペプチド、下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド（PACAP）に注目し緑内障に対する治療効果について検討してきた。
緑内障モデルマウスを作成し、PACAPの硝子体内投与を行ったところ、神経細胞死を有意に抑制することが明らかとなった。さらにPACAP投与により、網膜内顆粒層で細胞分裂マーカーのBrdU陽性細胞が有意に増加していた。これらの細胞の多くはマイクログリア/マクロファージであり、神経保護的に活性化していた。以上の本研究の研究成果からPACAPはマイクログリア/マクロファージの増殖と神経保護的な活性化を促進することによって神経保護作用を有することが示唆された。
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