iPS細胞から腸管臓器分化誘導を行う技術と細胞シートを技術を用いて、体外での腸管構造の長期培養を行う研究を行った。脂肪由来幹細胞の血管新生能に着目し、これらを共培養する実験を行った。 脂肪由来幹細胞から血管構築を伴った腸間膜構造の作成を試みると、CD31発現細胞を確認できたが、温度応答培養皿を用い脂肪由来幹細胞をシート状に培養し、重積することにより血管構造を持った脂肪細胞集塊の誘導を試みたが、腸間膜様構造を誘導することはできなかった。さらに、iPS細胞と脂肪由来幹細胞を共培養して、3次元培養で胚葉体を作成した。これらを付着培養するが、こちらも血管新生を確認することができなかった。
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