研究課題/領域番号 |
24592724
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
楠本 健司 関西医科大学, 医学部, 教授 (20161630)
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研究分担者 |
覚道 奈津子 関西医科大学, 医学部, 助教 (00509490)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | PRP / cytokine / electroporation / regenerative medicine / skin / skin ulcer |
研究概要 |
本研究では、サイトカインの経皮、経潰瘍底の導入を電気穿孔法により行い、その結果を検討することを目指している。この実際に先立って、少数例での以下のパイロット的検討を行っている。 1:個々のサイトカイン、その調合、および自然なバランスで統合されたサイトカインである多血小板血漿(PRP;platelet-rich plasma)、あるいはそれぞれの調合バランスを変えた設定を行い、これらの導入結果をまず検討している。 2:電気穿孔機器においては、各種条件(電圧、パルス幅など)設定を行い、皮膚と潰瘍と異なることの確認が可能となり、いかなる皮膚状態、潰瘍状態が適切、あるいは不適切かの検討を進めている。 以上により、皮膚、潰瘍のモデルとしての条件設定が定まりつつある。また、機器の調整により、各種サイトカインの調合条件とも関連し、かなりの吸収の差分を生じることを検証できている。今後の検討に適切な用量の設定が必要となってきている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
個々のサイトカイン、その調合、および自然なバランスで統合されたサイトカインである多血小板血漿(PRP;platelet-rich plasma)、あるいはそれぞれの調合バランスを変えた設定を行い、これらの導入結果を得ているが、現在、パイロット的な少数例での検討結果である。 2:電気穿孔機器では、各種条件(電圧、パルス幅など)設定、皮膚と潰瘍と異なることの確認、皮膚状態、潰瘍状態適切性の検討を進めているが、機器の調整により、各種サイトカインの調合条件とも関連し、かなりの吸収の差分を生じることを検証まで到達したところである。
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今後の研究の推進方策 |
サイトカイン、その調合、および自然なバランスで統合されたサイトカインである多血小板血漿(PRP;platelet-rich plasma)、あるいはそれぞれの調合バランスを変えた設定を確定し、導入結果を多数例で得ることを目指す。 電気穿孔機器では、実権様式の中で、各条件(電圧、パルス幅など)の設定、皮膚状態、潰瘍状態の設定を確定する。 以上の検討結果を集約し、皮膚・潰瘍、機器、サイトカインの調合の条件設定を定め、実験を推進する。
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次年度の研究費の使用計画 |
今年度は、パイロット実験や他の基礎的検討が主となったため、外国旅費、人件費(謝金)を使用しなかったが、次年度には得られた成果をデータ整理としての研究補助としての人件費、ならびに国内のみならず海外学会での成果発表につなげる予定である。他に、消耗品は初年度程度にほぼ近似する使用を想定してる。
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