研究課題
基盤研究(C)
今回の研究で、現在上市されている透析膜において、急性期炎症反応の制御能に違いがあることが確認された。ビタミンEをコート下透析膜やエチレン‐ビニルアルコール共重合体膜を用いることで急性期の生存率を改善できる可能性があることが考えられた。抗炎症効果や抗酸化効果を有した化合物を膜表面にコートすることで新たな血液浄化膜による治療法開発につながる可能性があることが成果として挙げられる。しかし、明らかにすべき課題も多数あり、引き続き研究を重ね、新規の治療法開発につなげていく予定である。
集中治療医学