頬骨骨50人のtirpodタイプの骨折を有する患者につき3次元画像ソフトを用いて、頬骨が骨折により呈した回転のパターンが評価された。M-L軸(患者顔面骨の内側より外側に向かう軸)・I-S軸(下方より上方に向かう軸)・P-A軸(後方より前方に向かう軸)が定義された後、これら3軸のいずれの周りに回転が発生しやすいのかが評価された。I-S軸を中心とする回転が最も頻度が高く、96%の症例に見られた。M-L軸を中心とする回転が次に頻度が高く、26%の症例に見られた。P-A軸を中心とする回転は稀であり、10%に見られるにすぎない。
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