研究課題
基盤研究(C)
プロカルシトニン欠損マウス(PCT KO)を用いて、リポポリサッカライド(LPS)により誘発された敗血症における生理的変化を調べた。その結果、LPS投与が生存期間に与える影響については、野生型とKOとの間にとう違いは見られなかったものの、野生型の方が若干生存率が高かった。また、KOマウスは野生型と比較してLPS投与後の血中IL-6濃度が高く、IL-10は低かった。本結果よりPCTは敗血症による死亡には大きく影響しないが、サイトカインを介して敗血症症状を軽減する働きのあることが推測された。
内分泌学